新規プロダクトをApple風にプレゼンするための4つのコツ
プロダクトを開発する会社としては、やはりAppleこそは憧れの的であり、いつかはスティーブ・ジョブズやティム・クックのようなかっこいいプレゼンをしたいものですよね。
私の研究によれば、そのコツは以下の4つです。
- 長めのフリ
- サプライズ
- ディスり
- 天丼
即ち、長めのフリからのサプライズ込みで報道関係者がそのまま見出しに使える製品紹介ヘッドラインを印象づけ、あとは既存の競合製品へのダメ出しで共感を得つつ、ヘッドラインをひたすら繰り返して印象を強化します。
ちょっとやってみます。
■長めのフリ
この日が来るのを、
もう2年も前から楽しみにしていました。
数年にいちど、
世界のすべてを変えてしまうような
革命的な製品が誕生します。
当社は、これまでも、
まったく新しい革命的な製品群を世に出してきました。
アプリの開発を劇的に容易にする「Unifinity Studio」。
アプリの運用コストを圧倒的に引き下げる「Application Player」。
これらは、大きな成果を出しつつあります。
そして今日、新たに、
ひとつの革命的な製品を発表します。
(間)
…主に3つの機能があります。
ひとつは、業務フローの整理。
それから、アプリのUI設計。
そして、画面遷移図の作成。
これらの機能がシームレスに連携することで、
非常に精度の高い、
ビジネスアプリの、
完璧なプロトタイプが作成できます。
■サプライズ
プロトタイプ作成の重要性はわかるけどそのために予算は取れませんか?
問題ありません。
われわれの新製品、「Unifinity Flow」は、
なんと、
完全無料です。
(歓声)
大金を投じて開発したアプリが全然使えない、
そんな不幸はもう二度と起こりません。
ユニフィニティーが、本当に必要なアプリを開発できるプロセスを、すべての人に提供します。
(拍手)
■ディスり
ウォーターフォールと言われるような従来型の開発プロセスの問題点は、
工程ごとの分業を徹底するが故に前の工程に戻ってやり直すことが極端に難しいにもかかわらず、
開発されたものを実際に利用することになる現場のユーザーが試しに使えるようになるのが、かなり終盤の工程になる、
ということです。
「うーん。ここはちょっと使いにくいかな」
「…。いまさら言われても困ります」
「いまさらも何もいまはじめて見たんですが」
「要件定義書共有しましたよね」
「ちょっと何言ってるかわからないです」
せっかく開発したのにお蔵入りする悲しいシステムが生み出され、
業務部門と情報システム部門の溝は深まっていきます。
要件定義書以外にも基本設計書、外部設計書、内部設計書、、
ベンダーの保身のために積み上がったドキュメントが、
ユーザーの役に立つことは決してありません。ブワサァ(書類を放り投げる)
■天丼
ユニフィニティーが提唱するのは、
本当に必要なアプリを開発できるプロセスです。
このまったく新しい開発プロセスでは、
まず一番初めに、アプリのインターフェイスを試作し、
そして、ユーザーのレビューを受けます。
FlowのUI設計画面をご覧ください。
極めて直感的に、圧倒的なスピードでUI設計を進めることができます。
コメント機能もあるので、イメージの擦り合わせは極めて簡単です。
こうしてクイックに試作したアプリについてユーザーから素早いサイクルでフィードバックを得つつ、実際の業務内容との整合性を高めていきます。
だから、本当に必要なアプリがわかるのです。
業務フロー整理機能は、本当に必要なアプリがわかるために大きな価値を発揮します。
複数レイヤーの業務フローがツリー構造で管理でき、本当に必要なアプリの業務フローもコンパクトに整理できますし、
設計したUIを紐づけて、本当に必要なアプリの遷移が本当の業務に則したものになっているかどうかを、本当に視覚的に捉えることができます。
また、画面遷移図も、本当に自動的に生成され、
エクセルのオートシェイプを駆使した作業は本当に必要ありません。
まずアプリをつくってみて、それからドキュメントを生成する、
これが本当に必要なアプリを開発できる本当に必要なプロセスなのです。
■まとめ
なお、Unifinity Flowは、本当に無料で提供しています(笑)
実際、構想には1年半を要しましたが、構想がまとまった以降は、驚くほどの短期間でリリースまで漕ぎ着けました。
当社の製品開発チームは、素晴らしいチームなのです。
これからもどんどん良い製品になっていきます。
ぜひ応援よろしくお願いします。