ビジネスプロセスの効率化や生産性向上を目指す多くの企業や組織が、クラウドベースのプラットフォームであるkintoneを活用しています。しかし、工場や建設現場といった現場作業者を中心にモバイル活用ニーズが高まる中、kintone単体では必要なモバイル要件を完全に満たすことは難しい場合があります。そこで今回は、Unifinityでモバイルアプリを作成してkintoneと連携させることでどのようなモバイル要件を満たすことができるかを紹介します。モバイルを活用した現場改善はいまかなり盛り上がっていますので、ぜひチェックしてみてください！

リアルタイムなデータ同期

まず前提として、Unifinityでは、kintoneのデータをリアルタイムにモバイルと同期させることができます。フィールドやレコードの変更が即座に反映されるので、モバイルアプリの利用者は常に最新の情報を手に入れることができます。さらに、接続環境が不安定な場合でも、Unifinityはローカル環境にキャッシュを保存することでデータの同期を保証するため、スムーズに作業を続けることができます。

外部サービスとの連携

Unifinityアプリは、kintoneだけでなく様々な外部サービスとの連携も可能です。Unifinityは一般的なRESTful APIに対応しており、Salesforceやboxなどのクラウドサービスや既存のシステムやデータベースとのデータ同期や連携を行うことができます。

オフライン利用の可能性

モバイルアプリの利便性を高めるために、Unifinityはオフラインでの利用もサポートしています。データの同期や操作が電波状態に依存せずに行えるため、場所や状況に制約されることなく業務を進めることができます。例えば、大きな製造工場の中や建設中のビルの地下など、電波の届きづらい場所でも、モバイルアプリを使用して簡単に作業を進めることができます。Unifinityは、オフライン利用を実現するために以下のような機能をサポートしています。

データキャッシュ

端末がオフラインの際には、ユーザーがアプリで使用するデータは予めクラウドからダウンロードしておく必要があります。また、入力したデータについても同様に、サーバーと同期するまでの間ローカルに蓄えておくことが必要です。Unifinityは、モバイルアプリの領域内にデータベースを保有することで、必要なデータのキャッシュを実現しています。

同期

端末がオンライン状態になった際には、オフラインの間に行った作業の内容をクラウドにアップロードし、またマスタ情報などについての最新の状態にアップデートする必要があります。データの更新について競合があった際には、原則として後の更新が優先されます。同期時の細かな制御については、Unifinity Studioを活用してカスタマイズが可能です。

オフライン検出

Unifinityアプリは、端末の電波状態を取得してその結果に応じて処理を実行することが可能です。

カスタマイズと柔軟性

Unifinityは高度なカスタマイズ性を提供します。ユーザーはモバイルアプリのUIや機能を自由に設計し、自社のニーズに合わせたカスタムアプリケーションを作成することができます。また、Unifinityはプラグインや拡張機能の追加も可能です。これにより、kintone単体では実現できなかった次のような要件や機能を組み込むことができます。

• 条件分岐
• 帳票作成
• バーコード/QRコード読み取り
• 位置情報取得
• 手書きサイン
• ICカード読み取り

まとめ

kintoneを活用する企業や組織にとって、現場作業者のモバイル要件を満たすことはますます重要になっています。Unifinityは、kintoneとの連携によりモバイル要件を満たすための強力なツールです。リアルタイムなデータ同期、外部サービスとの連携、オフライン利用の可能性、カスタマイズ性と柔軟性を備えており、ユーザーの業務効率化や生産性向上に貢献します。是非、Unifinityを活用してkintoneのモバイル体験を向上させてみてください。

➡より詳しい資料のダウンロードはこちら

kintoneをモバイル・オフラインで活用

➡お問合せはこちら

お問い合わせフォーム