kintoneベースのカスタムアプリをUnifinityで作成!効率的な業務フローを実現しよう
kintoneを使用してシステムを構築した場合、現場作業者や取引先など他の関係者にもシステムに直接登録してもらい、業務フローを簡素化したいと思うことが多いですよね。しかし、kintoneのアプリをそのまま渡してしまうと、不要な項目や見られたくない情報が多く含まれてしまい、使い勝手が悪かったり、情報漏洩につながってしまったりすることがあります。こうした課題を解決するためには、Unifinityを活用して専用のカスタムアプリを作成することをおすすめします。本記事では、Unifinityを使用してkintoneベースのカスタムアプリを作成し、業務フローを簡潔にする方法についてご紹介します。
Unifinityとは何か?
Unifinityは、モバイルアプリの開発とデザインに特化したプラットフォームです。
kintoneの機能を活用しつつ、必要な項目や情報のみを組み込んだ専用のカスタムアプリを作成することができます。
kintoneアプリの課題
kintoneは、クラウド上で動作するビジネス向けアプリケーションプラットフォームです。
kintoneのモバイルアプリを現場作業者や取引先、協力会社などに公開して作業結果や注文情報などをkintoneに直接登録してもらえば、業務フローが効率化されて非常に効率的ですが、実際
にそれを行うには、一般的にいくつかの課題があります。
不要な項目
kintoneの標準アプリをそのまま利用すると、必要のない項目が表示されてしまうことがあります。これは現場作業者や取引先といった利用者にとっての混乱を招き、登録ミスなどを招く可能性があります。
見られたくない情報
kintoneを業務改善のプラットフォームとして活用する場合、kintone上に様々な情報が集約されます。そうした情報の一部は部外者には見られたくない場合があります。
kintoneの有料アカウント
kintoneを利用するには、kintoneの有料アカウントを購入する必要があります。kintoneに登録をしてもらいたい現場作業者や取引先、協力会社の人数が大規模になる場合、コストが想定を上回る可能性があります。
Unifinityを活用するメリット
フォームではなくアプリで登録
kintoneには様々なプラグインサービスがあり、その中にはkintoneアカウントがない人でもkintoneに直接データを登録できるwebフォームなどもありますが、一般的にモバイルアプリはWebフォームよりもリッチなユーザー体験を提供することができます。例えば、膨大な商品マスタのデータを簡単に検索したり、自分が注文した商品の発送ステータスを素早く確認したりすることができるので、ユーザーはより直感的に必要なデータを登録、閲覧することができます。
必要な項目だけをインポート
Unifinity Wizardでは、kintoneからインポートするフィールドをユーザーが自由に選択可能です。モバイルアプリから閲覧したり登録したりする必要のないフィールドは、モバイルアプリには含まれません。
kintoneアカウント情報を共有
Unifinityとkintoneの接続を設定する際に使用するkintoneのアカウント情報は、複数のUnifinityアプリユーザー間で共有することが可能です。このため、kintoneのアカウント情報がない人にも、Unifinityのユーザーアカウントのみでアプリを利用させることが可能です。
Unifinityでのカスタムアプリ作成の手順
具体的にUnifinityでモバイルアプリを作成し、現場にフィットさせていくまでの手順をご紹介します。
プロジェクトの作成
Unifinityのプロジェクトを作成し、kintoneアプリのデータ項目をインポートします。Unifinity Wizardをインストールして、画面の指示に従って必要な設定を行いましょう。手順の詳細についてはこちらの記事も参照してください。
ユーザーインターフェースの最適化
Unifinity Studioの画面設計機能を使用して、ボタンやメニューの配置を最適化します。シンプルで使いやすい画面を作り上げましょう。アプリデザインを考えるうえでの基礎的な事項については、こちらの記事が参考になります。
操作手順の見直し
現場作業者のフィードバックを収集し、操作手順を見直します。不要なステップや複雑な処理を削減し、シンプルな操作フローを構築します。例えば、ログインユーザーの所属グループやその時の日時などに応じて操作可能な領域を分けたり、入力項目を変化させたりすることができます。
テストと改善
実際の現場でモバイルアプリをテストし、現場作業者の意見を反映させながら改善を行います。Unifinity Studioでは、さまざまな方法でアプリのテストやデバッグを実行できます。詳しい方法はこちらの記事をご覧ください。
成果と効果の確認
Unifinityで作成したモバイルアプリを現場作業者に導入し、使い勝手や効果を確認します。現場作業者からのフィードバックを重視し、必要に応じて修正や改善を行いましょう。UniBaaSのアプリ配信機能を使えば、面倒なストア登録や審査などを行わずに、作成したアプリをすぐに現場作業者の端末に配信することができます。アプリを配信する際の具体的な操作方法は、こちらに記載があります。
結論
Unifinityを活用してkintoneベースのカスタムアプリを作成することで、現場作業者や取引先に適した効率的な業務フローを実現できます。必要な情報のみを表示し、アクセス権限の管理を行うことで、使い勝手の向上と情報の適切な管理が可能です。Unifinityの導入により、円滑な業務遂行と関係者満足度の向上が期待できます。
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