酒気帯び確認記録アプリをノーコードで作成してデジタル化を推進

アプリ紹介

こんにちは。
本日は、Unifinityで作成した酒気帯び点呼記録アプリをご紹介します。
酒気帯びの確認が義務化されたことで、多くの事業所で乗車前に酒気帯びの確認を実施していると思いますが、記録の方法がデジタル化されておらず管理が煩雑だったり、逆にデジタル化のためのツールが多くなりすぎて現場の負担になっていたりというケースも多くあります。
業務用モバイルアプリのノーコードプラットフォームであるUnifinityを使うと、オリジナルのスマホアプリがノーコードで簡単に作成できるため、業務にフィットしたシンプルなアプリで現場の課題をスマートに解決できます。酒気帯び確認業務のデジタル化の推進に課題を感じている方はぜひこの記事をお読みいただければと思います!

背景

2021年、業務使用自動車における飲酒運転防止対策を強化することを目的とした道路交通法施行規則の改正により、
1.目視等により運転者の酒気帯びの有無の確認を行うこと
2.アルコール検知器を用いて運転者の酒気帯びの有無の確認を行うこと
などが義務付けられました。

これにより、アルコール検知器の導入がコスト面での負担となるだけでなく、確認の実施や記録の管理のための業務が発生し、現場の負担となっています。
また、アルコール検知器の精度によっては香りの強いガムやタブレットにも反応してしまうため、確認のために業務が止まってしまったり、運転日報の作成や車両管理業務などのために既に利用しているアプリとの併用で業務が必要以上に煩雑になってしまうケースもあります。

 

Unifinityとは

簡単GUI開発

Unifinityは、モバイルアプリの開発とデザインに特化したプラットフォームです。Unifinityを活用することで、さまざまな業務システムと連携したモバイルアプリを簡単に開発することができます。Unifinityには次のような特徴があります。

  • ノーコードでモバイルアプリを簡単開発
    プログラミングの知識がなくても、直感的な操作でモバイルアプリを作成できます。ドラッグアンドドロップのインターフェースや事前設計済みのテンプレートを使用して、ユーザーフレンドリーなアプリケーションを作成できます。
  • さまざまなシステムとの連携
    Unifinityのモバイルアプリは、一般的なREST APIとの通信に対応しています。オンプレミス型のデータベースであっても、中継用のAPIサーバーを経由して連携することも可能です。
  • 直感的なデザイン
    Unifinityは、ノーコードでの簡単な設定のみでモバイルに最適化されたデザインのアプリを生成します。大きな文字とシンプルなインターフェイス、構造化されたデザインで、はじめて使う方でも直感的に使用することができます。
  • オフラインでも使えるネイティブアプリ
    Unifinityのモバイルアプリは、オフライン環境でも動作します。データの同期や更新はオンラインに戻った時に行われ、モバイル作業の中断を最小限に抑えます。
  • カスタマイズや機能追加で現場にフィット
    Unifinityは、ノーコード/ローコードの開発ツールを提供しており、UIのカスタマイズや追加機能の実装が容易です。現場の要望や業務プロセスに合わせて継続的にアプリを改善できます。

 

酒気帯び点呼記録アプリの概要

アプリの概要は以下の通りです。
なお、アルコールチェッカーを使用した確認は必須であるものの、出力された結果の記録までは必須ではないため、本アプリにはアルコールチェッカー連携はありません。アルコールチェッカー連携機能を実装するためには本アプリのカスタマイズが必要です。詳しくは以下「酒気帯び点呼記録アプリのカスタマイズ」をご覧ください。

想定業務

  • 運転開始/終了の前後で酒気帯び点呼を実施する
  • 不正を防止するため、日付選択や時間の設定機能は設けず現在時刻(画面を表示した日時)を記録日時として取り扱う
  • 未入力は記録洩れとして扱い、直接指導できるよう管理画面を作成する

基本機能

ログイン画面

  • 社員ID、氏名、所属支店・部門の入力を行い記録者の確認を行います
  • 社員IDはQRコードの読み取りにも対応し、バーコードリーダー、カメラを使用したID入力とすることも可能です
  • 入力した記録者の情報はアプリ内に保存され、次回以降の入力を省略することも可能です

酒気帯び点呼記録画面

  • 点呼日時は自動(画面を表示した時間)で入力されます
    • ユーザーによる記録日の手動入力はできない仕様です
  • 前回の記録時間が表示されます

 

酒気帯び点呼記録アプリのカスタマイズ

Unifinityの契約書作成アプリは、ノーコード/ローコードの開発ツールを利用して、UIのカスタマイズや追加機能の実装が可能です。現場の要望に細かく対応し、特定の業務プロセスに合わせたカスタム機能を追加することができます。これにより、実際のニーズに合わせた柔軟なアプリケーションを構築できます。

具体的には、以下のようなカスタマイズが可能です。

運転日報の作成

車両利用前後に、車両利用目的や走行距離、異常の有無などの報告を義務付けている会社も多いと思います。酒気帯び確認と車両報告には重複する項目も多く、別々のアプリに登録すると二度手間になってしまうことに課題を感じている方も多いと思います。Unifinity Studioを利用すれば、作成した酒気帯び点呼記録アプリに運転日報機能を付加することも容易です。

車両管理業務との連携

一般的に、車両は重要な会社の資産であり、その状態や所在などは何らかのシステムで管理されています。酒気帯び点呼の結果や運転日報の内容について、そうした車両管理システムに連携できると管理業務が大幅に効率化できます。REST API経由でさまざまなシステムと連携可能なUnifinityアプリであれば、既に利用しているシステムともきっと連携が可能です。

kintone との連携

データの記録先として kintone 上にアプリを作成し、入力項目と対応するフィールドを連携することで酒気帯び点呼記録データを自動的に反映させることが可能となるほか、入力洩れを素早く確認できるようにすることで業務の是正を促すことも期待できます。

ハードウェアとの連携

HID に対応したアルコールチェッカーであれば、読み取り結果をアプリに出力することも可能です。
GATT通信を使用する機器などモバイルアプリと連携できない機器をご利用の場合は、アルコールチェッカーの読み取り結果をカメラで撮影し、写真を記録・保存するといった方法も可能です。

 

まとめ

Unifinityを利用するとさまざまな業務を効率化するモバイルアプリが簡単に作成できるため、現場で実施する必要のある多様な細かな業務を残さずデジタル化できます。
また、運転日報や車両管理といった隣接する業務については、ひとつのアプリにまとめるなどといった対応をすることで、デジタル化による現場の負担も最低限におさえることが可能です。
酒気帯び確認業務のデジタル化の推進に課題を感じている方は、ぜひUnifinityをご検討ください。

著者情報

曽良 俊介

カツラです。社長とCEO。 twitterもフォローお願いします。 https://twitter.com/shunsukekatsura

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