一度の点検で100~200枚の画像を撮影
専用アプリの導入で作業効率を大幅改善

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株式会社ABC

  • ユーザー事例
業界:
不動産管理業
利用規模:
~10人
  • kintone連携
  • 不動産業
  • 写真撮影
  • 点検業務

株式会社ABC様では不動産の管理事業を行っており、その中で管理物件の定期的な点検を実施しています。定期点検の中で撮影する物件の画像を以前はUSB接続でPCに取り込んでいましたが、kintoneとUnifinityを活用した専用アプリでの業務へ切り替えを行い、残業時間の大幅削減など大きな効果を実現しました。

【課題】
・一度の点検で100~200枚とかなり大量の画像を撮るためリサイズや保存の作業自体がかなりの手間に
・撮影画像の取り違いなどのミスもしばしば発生

【効果】
・レポート作成が現場や車内での隙間時間でほぼ完了するので、事務所に戻る必要がなしに
・事務所とリアルタイムに状況を共有でき、問題が発生した際の対応が迅速に
・人によっては日に5件程度だった訪問件数が8件程度まで改善
・1日当たり残業時間1~2時間の削減に成功

“一度の点検で100~200枚の画像を撮影。その後の作業が残業の大きな要因に”

-どのような業務でUnifinityをご利用いただいているのでしょうか?
当社では不動産の管理事業を行っており、その中で管理物件の定期的な点検を実施しています。例えば水漏れやシロアリなど早急に対処が必要な問題を早期に発見する目的です。この定期点検に際しては、実際に物件を訪問したうえで写真を撮影したり、物件のオーナー様に報告するためのレポートを作成したりするのですが、これらの業務をアプリで行っています。

-ありがとうございます。アプリを導入する前はどのような課題がおありだったのでしょうか?
以前は、訪問時にスマートフォンなどで撮影をし、その後事務所に戻って撮影した画像データをすべてPCに取り込み、リサイズしたうえでわかりやすい名前を付けて社内のファイルサーバーに保存、そこからkintoneを使用してレポートを作成するという流れでした。ただ、一度の点検で100~200枚とかなり大量の画像を撮るためリサイズや保存の作業自体もかなりの手間でしたし、事務所のPCの台数にも限りがあるため待ち時間が発生することもあり、残業の大きな要因になっていました。また、撮影画像の取り違いなどのミスもしばしば発生していました。

-そうだったんですね。課題に対処するためにどのような検討をされたのでしょうか?
まずはやはり、事務所に戻って画像をPCに転送する手間をどうにかしたいと考えました。社外から直接kintoneに送れないかということでkintoneのスマホアプリや他のプラグインを試したのですが、これはあまりうまくいきませんでした。最近はスマートフォンで撮影する画像でも画素数がかなり高くファイルサイズも大きくなるため、画像の枚数が多いとkintoneの容量がすぐになくなってしまったり、アップロードする際の通信料が問題になったり、という感じでした。

“必要な画像のみをアップして残りはいったんスマートフォンに保存、後からまとめて保存”

-Unifinityについてはどこでお知りになったのでしょうか?
kintoneについては2017年頃から利用しており、kintoneの機能やプラグインを紹介する動画などもチェックしているので、その中で知りました。オフラインでも使用できるとあったので、点検の現場で撮影した大量の画像のうち必要な一部の画像のみをまずはアップして残りはいったんスマートフォンに保存しておいて、後からまとめてサーバーに保管ということができれば、問題の一部は解決するのかもしれないと考えました。

-必ずしもその場で同期する必要はなかったのですね。
はい。すべての画像を直ちに同期する必要はなく、まずはオーナー様に報告するための数枚をkintoneにアップできれば、それで報告書が作成できます。その他の写真は、何か起こった際に以前の状態と比較したいときなどに参照する用途で社内のファイルサーバーに保存しています。ですので、必ずしもすべての画像をリアルタイムでアップロードする必要はないという結論になりました。

-Unifinityを使ったアプリの開発はスムーズにいかれたのでしょうか?
正直、Unifinity Studioを使った開発は想定よりも難しく、かなり苦戦しました…。ただ、ユニフィニティーのカスタマーサクセスチームのみなさんに手厚くサポートしてもらい、最終的には無事アプリを完成させることができました。

“1日当たりの訪問件数が5件から8件に大幅改善。1~2時間/日の残業時間削減も”

-実際にアプリを運用されてみていかがでしょうか?
アプリで写真を撮るだけで、画像のリサイズも名前付けも自動で完了するので、とても便利です。活動報告レポートの作成はほぼ現場や車内での隙間時間で完了するのでいちいち事務所に戻る必要がなくなりましたし、レポートの内容は事務所にいる人とほぼリアルタイムに共有できるわけなので、問題が発生した際の対応も早くなったと思います。

-素晴らしいですね。具体的にはどのような効果を感じていらっしゃいますでしょうか?
1日により多くの物件をまわれると効率が良いということになるのですが、人によっては日に5件程度だった訪問件数が8件程度まで改善しています。やはり事務所に戻って画像をPCに取り込み、物件ごとに仕分けるという作業に時間がかかってしまうケースが多かったので、その作業をその日中にやらなくてよくなったことがかなり大きいと思います。撮影時に物件名等必要な情報が全てファイル名に入っているので、取り込み後の画像ファイルの仕分け作業もなくなりました。加えて、残業時間も1日当たり1時間から2時間少なくなりました。早く帰れるようになって現場のメンバーも喜んでいます。

-それは良かったです。最後に今後の展望について教えて下さい。
例えば物件のどの部屋が空室かといった情報や物件ごとの注意事項など、点検の最中に参照することのある情報がいくつかあるのですが、そういった情報もすべてアプリで確認できると、さらに便利になると考えています。そこまでできると定期点検の業務がほぼすべてひとつのアプリで完結することになるので、将来的に社内の人員が不足した際などに作業を外注する敷居もかなり低くなるので大きなメリットがあります。他には、定期清掃サービスなど今後展開を検討しているものを含め、他のサービスへ応用できる可能性も高いと思っています。

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